2009年5月24日日曜日

Nr.52 「シルヴァ! 僕は君だけ Sylva ! Ich will nur dich ! 」(オペレッタ『チャールダーシュの女王』第1幕から)


●解説●お別れ公演が終わり、楽屋で衣装を着替えているシルヴァのところへ恋人のエドウィンが訪ねてきて、ニューヨーク行きを思い止まるよう説得する。

●難易度●


(エドウィン)
シルヴァ イヒ ヴィル ヌーア ディヒ
イヒ リーベ ディヒ イヒ リーベ ディヒ
ズィヒ フェアリーベン カン マン エフター
リーベン カン マン アインマール ヌーア
イェーデム シュレークト アインマール ザイン シュテュントヒェン
イエッツト ビン イヒ ハルト アン デア トゥーア
マーク イヒ タオゼント タオゼントマール アオホ ザーゲン
ドゥメス ヘルツ ゾー ギプ ドホ ルー
ヘール イヒ シュポッテンド エス ツーア アントヴォルト シュラーゲン
イヒ ビン シュテルカー フロイント アルス ドゥ

(シルヴァ)
ウント フラーク イヒ ディヒ ヴァルム グラート イヒ
フォン アレン フラオン ユスト イヒ

(エドウィン)
イヒ ヴァイス ミーア カイネ アントヴォルト ドラオフ
ヴェーア レースト ミーア ヴォール ディース レーツェル アオフ
ヤー
メートヒェン ギプト エス ヴンダーファイネ
ドホ ヴェーア リープト デア ズィート ヌーア アイネ
ウント ディー アイネ イスト ディー シェーンステ アオフ デア ヴェルト
アイネ ヌーア ディー イスト ディー エヒテ
アイネ ヌーア ディー イスト ディー レヒテ
ディー ディー ウンス ゲフェルト
ディー イスト ディー シェーンステ アオフ デア ヴェルト

(シルヴァ)
ヴェッターロイヒテン トゥート エス エフターズ
アインマール シュレークト デア ブリッツ ヌーア アイン
フォン デア グローセン リーベ コンメン
エーアスト ディー クライネン リーベライン
アイン ゾー イェーエス アイン ゾー ラッシェス フォイアー
ダス フェアレッシュト バルト オーネ シュプーア
ウント フォン ヴンダーシェネン アーベントイヤー
ブライプト アイン ホイフライン アッシュ ヌーア

(エドウィン)
ヴェン ドゥ ミヒ リープテスト ヴィー イヒ ディヒ
シュプレーヒスト ドゥ ニヒト ゾー ゲシャイト

(シルヴァ)
エー ドゥス ノホ デンクスト フェアギスト ドゥ ミヒ
デン アレ ヴンデン ハイルト ディー ツァイト ヤー
メートヒェン ギプト エス ヴンダーファイネ
ドホ ヴェーア リープト デア ズィート ヌーア
ウント ディー アイネ イスト ディー シェーンステ アオフ デア ヴェルト

(一緒)
アイネ ヌーア ディー イスト ディー エヒテ
アイネ ヌーア ディー イスト ディー レヒテ
ディー ディー ウンス ゲフェルト
ディー イスト ディー シェーンステ アオフ デア ヴェルト

●日本語訳●(エドウィン)
シルヴァ! 僕は君だけ!
君だけを愛しているんだ!
好きになることはよくあるけれど、
本当の恋は一度だけ!
そういうときは誰にでもあるものだけど
この僕に、今や、そのときが来ている。
何千回と言おうとも、
「愚かな心よ、静かにしろ!」と、
馬鹿にしたような答えが聞こえてくる、
「おれの方が強いんだぞ!」と。

(シルヴァ)
でも聞きたいわ。「どうしてなの?
どうして私がそんなにいいの、
女はたくさんいるのに」

(エドウィン)
それには何と答えたものか。
この難問を誰が解き明かしてくれる?
そうだ?
すてきな女はいるけれど、
恋する男が目を注ぐのは
たった一人の女だけ、
この世で一番、きれいな女だけ!
女らしい女だけ、
ぴったりの女だけ。
僕らの気に入る女の人は
この世で一番、きれいな女だけ!

(シルヴァ)
稲妻はしばしば走るけど
雷が落ちるのは一回だけ。
大恋愛に落ちる前に
まず小さな恋。
そんなに不意で急速な炎は
跡形もなく消えるもの。
素晴らしく美しいアバンチュールも
一握りの灰が残るだけ。

(エドウィン)
君も僕と同じように愛しているなら
そんな分別くさいことは言わないでくれ。

(シルヴァ)
そんなこと言ってもいずれ忘れるわ。
時間がすべての傷を癒してくれるわ。
美しい女の子はいても
恋する男に見えるのは一人だけ。
その人こそ、世界で最も美しい人!

(一緒)
たった一人、その人こそ真の人
たった一人、その人こそ相応しい人
心惹かれるその人こそ
世界で最も美しい人

●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『チャールダーシュの女王』全曲(ルドルフ・ビーブル指揮/メルビッシュ音楽祭管弦楽団)

0 件のコメント: